プロデューサー” +R “である。
RPGとP&Gを一緒くたにする女史が居る。
が、無性に可愛い娘なので責めはしまい。
それは正義なのだからな。
RPG = ロールプレイングゲーム
P&G = 綿棒とか
時は199X年。
戦略上の研究材料としてRPGを購入。
◯ァイナルファンタジー7。
通称FF7。
各登場人物に任意で命名可能。
RPG初心者だったわたしは各々、
ぐしゃ / べこっ / ぼさっ / ちくっ /げそっ
などと入力し、何もかも判別不能のままエンドロールを迎えるという荘厳な愚行を冒した。
通常の会話中でも、常時誰かが潰れたり・刺されたり・凹んだりやつれたりしていて気が気ではない。
これでは脚本家に申し訳ないと猛省。
後のFF8では大幅な差別化を図った。
ヒーロー:あごはずれた
ヒロイン:おなかへった
前作と比較にならぬほど会話も明瞭。
「あごはずれた委員長。校長室まで来て下さい。」
「体は大丈夫かね?あごはずれた。」
「おなかへったがさがしてたよ。あごはずれた。」
「どこだー! おなかへった!」
「あごはずれた!」
「おなかへった!」
このようにFF8は、無駄にアゴが貧弱で、狂おしいまでに燃費が悪い人だらけの、まさしくファンタジー溢れる世界となってわたしを楽しませてくれたのである。
そんな中で「おなかへった」女史の飼い犬が登場。
この犬にも名付けよ、と促された。
わたしは兎なのだから、同族への肩入れは必至。
だからこの命名にだけは真摯に向き合う事となる。
___続く___