あっと言う間に私の一日は終わってしまった感じです。
今年の3月11日がやって来て、また過ぎていく。
その繰り返しの中で、記憶から薄れていくあの警報を聞いた時の恐ろしさ。。
そして、決して消えることの無い悲しみを抱き続ける被害を受けた多くの人たち。
不安が膨らむばかりの原発問題。
これから先に起こると言われる巨大地震への個々が持つ大きいのか小さいのかわからない危機感。
被災地にももう行かなくなってしまった自分。
忘れることはないけれど、何か得体の知れない気持ち悪さがずっとある。
復興なんてしていない…と話している人たちの映像を見る度に何ともできない状況への苛立ちとやりきれなさがこみ上げる。
それでも、私は今なにもできていない。
結局のところ、自分を生きることでいっぱいいっぱいだ。
自然がたくさん感じられる場所を歩いた時の穏やかな気持ち。
きっと、皆いろんな欲望があるけれど、ふとした瞬間はそんな小さなことが幸せだと思うんじゃないか…って。
どんな状況に居たって、すごく些細なことに感謝する気持ちは変わらないんじゃないかって気がする。
だから、今日は慌ただしく一日を終えてしまって、黙祷さえできなかったけれど…
ひとりでも多くの人に、少しでも長く心安らぐ時間が訪れることを祈っています。
あの猫にとってあの小さな隙間がなんとも落ち着く場所なんだろうなぁ…と思って、私の心も綻ぶわけなんです。
みなさん、明日に向かいましょう。
おやすみなさい。